関税! 忘れかけていた言葉が世界を駆け巡る。
なぜか、ロシア対米国は話題に上らない。イスラエルもそう。
むかし、日本がアメリカの要求に、お米以外の輸入品の関税を撤廃し、自由貿易に舵を切った時が遠い昔となった。
アメリカファースト!
日本の 7 月参議院選挙でも「日本ファースト」を選挙公約とする政党が出現した。自国民、自国経済を大事にすることが、「自国ファースト」の真骨頂である。
今日までの「グローバル経済」が齎した負の側面から生まれた「アメリカファースト」ならびに「日本ファースト」であるから手強い。
今回の関税戦争において日本政府は「日本の国益は断固として守る。」立場を吹聴している。トランプさんには気に入らない立場である。
お互いの国にとって、そもそも「国益」とは何だろう?トヨタを守ることか?いや自動車産業を守ることか?農業を守ることか。
でも、日本製鉄の US スチール買収はどう見たらよいだろう? バイデン大統領(アメリカ政府)の買収阻止の決定を日本製鉄とUS スチール双方の労使のパートナーシップにより覆し、とうとうトランプさん(現アメリカ政府)も認めた。日本製鉄は自国民(戦前の意味で。)だろうか? 日本製鉄は何を目指しているのだろう?
日本製鉄の US スチール買収の目的は何だろう。なぜ、US スチールの経営者は買収をのぞみ、US スチールの労働組合は買収に理解を示すのだろう?
グローバルスタンドの企業が出現している。彼らはどんな立場だろう。ある意味、一党独裁の経済勢力である。彼らは「政治権力」にどう、対峙しているのだろう。
日本に、また、ローカルに根づく私達、中小企業はこれらの事柄を、どう俯瞰したら良いのだろう。ことしの夏はとても暑い。ババはみんなで共有しよう。
涼しい秋、実りの秋を願う。冬にも備え、春に芽吹こう。戦後の第一世代の心意気を引き継ごう。
目次